こんにちは。
今日は全頭かつらについてです。
全頭かつらの名称(?)はいくつかあります。
オールかつら、フルかつら、すっぽりかつら、オールウィッグ、
フルウィッグ、などなど。
メーカーによってその呼称は様々です。
しかしここでは、名称についてを掘り下げて解説するつもりはありません。
お客様からのお問い合わせで、
「今使っているやつは全体タイプのかつらなんですが、そちらでそういうのを作った場合いくらで出来ますか?」と聞かれることがあります。
価格を告げると、
「へぇ~、他と比べて随分リーズナブルな値段ですねぇ。じゃあ一度そちらに行きますよ」
となります。
そしてご予約を頂いてご相談となるのですが、実際にお会いしてみると全頭かつらではないというケースの方が多いのです。
お客様ご自身にしてみれば以前作ったメーカーから「この
カツラはサイズの種別で言うと全頭タイプ(又は部分タイプ)です」という説明を受けているわけでありませんので実際に使っているかつらがそのどちらなのかはわからないと言われます。
ではなぜ、
部分かつらを全頭かつらだと思ってしまったのでしょう?
それは(部分)
かつらベースの外周の髪が横はもみあげ付近、後ろは襟足付近まであるので全頭をすっぽりかぶっているというイメージになってしまうそうです。
メーカーによって異なるかも知れませんが、全頭かつらの定義は「ベースサイズが横はもみあげ付近、後ろは襟足付近まであるもの」です。
なので髪の長さで全体を覆ってもベースサイズが上記条件を満たしていなければそれは部分かつらということになります。
大半のメーカーでは部分かつらよりも全頭かつらの方が価格は高めに設定されていますので現在ご自身が使っている
かつらはどちらに属するのかを知っておいた方が良いでしょう。
こんにちは。
今日は
ピン金具式かつらです。
ピン金具式は装着が簡単でテープや接着剤のように定期的な備品購入がありませんの経済的です。
但し、短所と致しましては2つほどあります。
一つは装着のコツがありますのでしっかり留めないと
カツラが安定しないことです。
しかし、コツさえ掴めば安定した装着状態になりますので担当者からしっかりと説明を受けましょう。
もう一つはいわゆる「ピンによる自毛の脱毛」です。
これにつきましては誰でもそうなるわけではありません。しかし、個人差については使ってみないとわからないというのが難点です。
この脱毛を防ぐにはピンを定期的に移動すると良いです。
かつらベース裏面へピン金具を縫い付けるのではなく(水に強い)強化テープで貼り付けるという方法です。
もちろん貼り付け可能な仕様になっているピン金具のみ有効です。
この他にスライドしてピン金具の位置を変えられる移動式ピン金具というのもありますが、こちらはピン金具が
かつらベースに対して安定固定しにくいのであまりお薦めできません。
その点、前述した強化テープで貼り付けるピン金具ならばご自身で簡単にピンの移動ができ、且つしっかりとベースへ付きますので安心です。
かつらを複数お持ちの方はピン金具をかつらベースへ縫い付けて位置固定しても問題ありません。他の
かつらには位置をずらしてピン金具を縫い付ければ良いからです。
こんにちは。
今日は
医療用かつらについてです。
みなさんは医療用というとどのようなかつらを想像しますか?
普通(?)の
かつらとは違って何か特別なことを施した
カツラだとお考えでしょうか?
実は普通(?)のかつらと同じです。
医療用といってもお薬ではないのでかつらそのものに治癒能力があるわけではありません。
*当たり前のことを書いてしまいすみません。
基本的に円形脱毛症や薬脱のお客様へ提供する製品をメーカー側で医療用と呼称しています。
かつらを構成する仕様内容についてはお客様のご希望を聞いたうえで作製致しますので
オーダーメイドかつらということになります。
しかし、薬脱など急を要するお客様へのご対応としては作製日数がかかるオーダーメイドよりも
既製品かつらの方が適していると言えるでしょう。
ご予算に余裕があればその場を何とかするための既製品かつらをご購入し、同時にオーダーメイドかつらの作製依頼もしておく方がベストです。
医療用にしても普通(?)のかつらにしても自然が一番だからです。
こんにちは。
今日は
かつらベースのフロントアール(丸み)についてです。
正面から見た時のイメージはフロントベースの形によって変わりますので重要です。
基本的に
男性用かつらの場合は剃り込みが入ったようなアール(丸み)なり、
女性用かつらでは剃り込みがない緩いアールになります。
もちろんこれは基本的なものですから
かつらを装着する方の好みや使用するベース素材によっても変わってきます。
また、額を広くするか狭くするかによっても変わります。
剃り込みが深いほど毛量は少なく見え、緩いほど多く見えるという特徴もあります。
どのようなアールが自分に合っているかは様々なサンプルを装着して判断する方が良いでしょう。
カツラが完成した後ではアールを変えることができませんので慎重さが必要なところです。
傾向的に20代~30代の方は緩い剃り込みを入れたアール形状(又はほとんど剃り込みがない)を好むようです。反対に40代以上の方は度合いにもよりますが深めの剃り込みを入れたアール形状を選びます。見た目が変わる大きなポイントですので担当者とも良く話し合って決めましょう。
こんにちは。
今回は
かつらの毛量についてです。
かつらをご使用中の方なら毛量は気になるところです。
毛量を何%で作るかはその方の好みや年齢によるところが大きいと思います。
かつらを多い毛量で作ることは簡単です。
なので生え際の自然さに拘らければ(前髪を下げ気味にするヘアスタイル)どのようなかつらベースでも多い毛量で作製できます。
しかし、かつらを少ない毛量にしたい場合は特定のベースを用いなければなりません。
何故かと言うと、従来ベースで毛量を少なくすると何かの拍子で(髪の毛の隙間から)ベースが見えてしまうからです。
毛量を少なくする場合の
かつらベースは、薄型で且つ透過する素材のものが必要になります。
このようなかつらベースなら毛量をかなり少なくしてもベース自体が肌へ透過し肉眼では確認しづらい状態になりますので安心です。
カツラを作製する際の相談は担当者へどのようなベース資材で作製するのかを良く聞いたうえで、そのサンプルも実際に見せてもらう方が良いでしょう。
そして手の甲へ乗せて近くで良く見る。
それでベースの形状が見えなくなれば(肌へ透過)OKです。
但し、そのベース素材に通気性も兼ね備えていなければいけませんのでその辺りも確認する必要があります。
こんにちは。
今回は
部分かつらの装着位置についてです。
かつらを装着する際、額の広さをどのくらいにするかで見た目が大きく変わってきます。
しかし適当な額の広さは人によって様々です。
例えば、AさんとBさんが同じ仕様の
かつらを同じ位置へ装着したとします。
結果、Aさんは自然になったがBさんはならなかった。Bさんの場合は更に1㎝上に装着したら自然になった。このようなことがあります。
これは人によって顔の輪郭や目鼻の位置や大きさ、両サイドの自毛量や生えている位置など含めて他にも様々な理由が存在するからです。
また、
かつらベースの生え際ラインは緩くなっている方が合う人や逆に剃り込みラインが深く鋭角になっている方が合うという人もいます。
更に年齢に合わせた装着位置というのもあります。
普段着けている位置が正しいとは限っていません、専門家に相談して自然に見える位置をアドバイスしてもらうと良いでしょう。
これは参考までですが、仮に
カツラを眉上1㎝のところへ装着して鏡を見てください。
普段の装着位置からでは見えなかったツムジ周辺の髪が見えるはずです。
このように前気味に装着するほど毛量は多く見えます。逆にかつらベースが平行になる位置へ装着すると前者に比べ毛量は少なく見えます。
このようなことも利用して自然に見える位置を発見してみるのも一つの方法です。
こんにちは。
今回は
かつらに白髪をミックスする場合です。
白髪の入れ方は様々です。
例えば、自毛の生え際両サイドだけ白髪が多く後頭部の白髪は少ない場合、また、均等に白髪が生えている場合などで
かつらへ入れる白髪割合が変わってきます。
白髪を
カツラのどの部分にどの程度入れるかは相談担当者と話し合って決めましょう。
次に白髪カラーです。
黒髪の色種類ほどではないですが白髪にも数種類の色があります。
雪のように白い白髪や、くすんだ色の白髪など他にも数種類ありますので自毛と同じかそれに近い色を選びましょう。
また、黒髪カラ―によって白髪の目立ち度が変わってきます。
黒色が強い黒髪に雪のように白い白髪をミックスすると少ない量の割合でも白髪は目立ちます。
逆に少し明るめの黒髪に白色がくすんだ白髪をミックスすると多少割合が多くても白髪は目立ちにくくなります。
かつらの見本などを見ながら決めていくのが良いでしょう。
自毛を染めている方は特に白髪をミックスする必要はありませんので、染めたてから少し退色した髪色に合う黒髪で作ることをお薦めします。
こんにちは。
前回の「
かつらのシャンプー」に続き、今回はシャンプーの頻度についてです。
ご自身で着脱ができない編み込み装着と着脱ができるその他の装着方法でシャンプー頻度は変わってきます。
まず、編み込み装着につきましてはご自身での着脱ができないため自毛を洗うタイミングでかつらも一緒に洗うことになります。つまり、かつらのシャンプー頻度というよりは自毛のシャンプー頻度ということになります。
本来かつらは頻繁に洗う必要はありませんので出来れば着脱式かつらの方が望ましいと言えます。
なぜ頻繁に洗わない方が良いのか?
それは毛抜けやベースの劣化に繋がるからです。
どのようなシャンプー剤を用いても汚れが落ちる代わりに若干の傷みを残します。
シャンプー中に多少の毛も抜けます(洗い方にもよりますが)。
なので編み込み装着のように早い頻度で洗わざるを得ない装着方法よりも着脱できる装着方法の方が望ましいというわけです。
では、頻度はどの程度なのか?
整髪料の使用有無や仕事先なので汚れやすい環境下にいるのかによっても異なりますので一概に〇〇日間毎とは言えません。
なので概ねという前提で書きます。
まず、
かつらにブラシを数回入れ、スムーズにとかせるのなら洗う必要はありません。
数回というのは5回程度ブラッシングのことです。
スムーズというのは最後の5回目のブラッシング時にブラシに大きな抵抗がかからないでとかせたという意味です。
この「大きな抵抗がかからない」というのは、
かつらシャンプー後の(乾かした後)ブラシの通り具合とほぼ同等、又はそれに近いと言えるスムーズさのことです。
要は数回のブラッシングでスムーズさが戻るのならばまだシャンプーをしなくても問題はありません。
ある程度の汚れが蓄積されると上記のようなことを行ってもスムーズさは戻りません。仮になったとしても1日~2日使うだけで髪の毛がすぐに束状になってしまいます。
頻度は状況にもよりますので、前述の通り一概には言えませんが1ヵ月~2ヵ月に一度というペースでシャンプーを行います。
*
かつら店長の私は2ヵ月に一度というペースで自分のかつらをシャンプーしています。
但し、夏場は汗を多くかきますのでベースに汗の臭いがついて気になると思います。
そのような時は気になった時点でシャンプーをしても良いと思います。
こんにちは。
人毛かつらのシャンプーについてですが、今回は装着シャンプーではなく外して洗う手順を説明します。
まず、洗面器等にぬるま湯を溜めます。溜める水量の目安は
かつら全体を浸せる程度です。
シャンプー剤を2プッシュ(ポンプ式容器の場合)手に取り、溜めたぬるま湯へ入れて手で泡立たせます。そしてシャンプー水にへかつらを浸します。
*アートリイドのかつらは市販のシャンプー剤、リンス剤で洗えます。
かつらベースの先端を持ち後方へ向かって手グシでオールバック状に洗います。
*カツラの汚れがひどい場合は2回シャンプーします。
この動作を10回~20回程度繰り返したらカツラを裏返してベース裏面を洗います。
かつらを浸したままの状態で親指の腹を使い軽いタッチでこするように洗います。
洗う部分は人工皮膚部や外周がポリウレタン的な素材になっているところだけです。
あまり汚れていなければ意識して裏面まで洗う必要はありません、表面の髪の毛を洗っている時に裏面の汚れも落ちます。
その後、水又はぬるま湯で洗い流し再度洗面器へぬるま湯を溜めます。
次にリンス剤を1~2プッシュ(ポンプ式容器の場合)手に取り、手の平でこすりながらぬるま湯へとかしていきます。
カツラをリンス水へ入れてシャンプーと同じ要領でオールバック状に手グシを入れます。
髪全体へ行き渡れば良いので数回行えば大丈夫です。
*1~2分程度浸しておくだけでもOKです。
リンス剤をかつらへ直付けしたわけではありませんのでリンス水から取りだした後は水などで流す必要はありません。
最後に髪を絞って水気を取り二つ折りにしたタオルに包みます。
そして手の平で叩いて再度水気を取ります。
この時、タオルでこすらないように注意してください。
あとはブラシでとかして自然乾燥させるか急いでいる場合はドライヤーの温風(弱風)で乾かして終了です。
こんにちは。
今回は「
増毛製品で増やす」、そして「その後の維持」についてです。
ここでいう増毛とは2本~4本の増毛製品を自毛へ結着(結んで)して増やすことです。
まず、頭皮が透けて見えてきたなどの気になる部分へどの程度の本数を
増毛すれば良いのかを初回相談時に担当者と話し合います。
もちろん初めての方は「どの程度」という目安の見当がつかないと思います。
そこで500本~1000本程度の増毛製品を見せてもらう方が良いでしょう。
概ね毛量感の想像ができたところで「どの程度」という目標本数が決定します。
仮に目標本数まで増やしたとしても継続して増やしたい場合は目標本数を再設定すれば良いだけです。
目標本数が多い場合は数回に分けて増毛していった方が良いでしょう。
突然毛量が増えるよりも少しずつ段階的に増やしていった方が自然だからです。
次に増やした毛量感の維持です。
目標本数が終了しましたのである程度の毛量感が出ているはずです。しかし、自毛は伸びてきますので次第に毛量感がダウンしていきます。また、自毛には自然脱毛もありますので増毛した箇所も少しずつ脱毛していきます。
なので1ヵ月~2ヵ月に1回程度脱毛した分の補充を行います。
脱毛には個人差がありますのでここでは概ねという意味で書きますが月間辺り20%前後の「増毛を施した自毛」が脱毛すると考えてください。
つまり
増毛した目標本数〇〇本×20%=〇〇本を定期的に補充して毛量感を維持するということです。
文章だけの説明ですからわかりづらいところや疑問などもあると思います。
興味がある方は実際に相談へ行き詳しいお話を聞いてみることをお勧めします。